鋸刃(チップソー)にて最大厚さ60mm~100mm位までのパネル(板)材を定寸に自動切断します。切断する材料は主に樹脂系 アルミ系 窯業系 木質系などです。切断面は角が直角に切れるます。シャーリングで切断する際は角がつぶれますので切断面をそのまま仕上げとして見せる場合は有効であります。機種の選定は最大切断長で決まります。例えばパネル寸法3050mm×3050mmの原板を3000mm×3000mmに切断仕上げしたい場合は10尺ランニングソーになります。主な取扱いメーカーはシンクス、奥村機械、アミテックです。一口にランニングソーといっても仕様が多種あります。
※主な仕様の説明
・切断速度インバーター可変式・・・切断するスピードを材料などの条件によって変えることができる装置です。切断スピードを遅くすることにより切断面がよりきれいに仕上がったりアルミや樹脂など木材に比べて堅い材料も機械や材料にストレスを与えずスムーズに切断することができます。
・自動位置決め装置付き…デジタルに寸法を打ち込むことにより定規が自動で移動します。位置決めが頻繁にある場合や目視による寸法間違えの問題を解決するには有効な装置です。この装置付きは市場に出ている機械が少ないため中古ではなかなか出てきません。
パネルソーとランニングソーの違い
※材料
パネル材を縦に起こして切断する→パネルソー
パネル材を横に寝かして切断するか→ランニングソー
※作業効率
パネル材が重量があり作業者一人で起こしたり振り回したりするのが困難な場合→ランニングソー
パネル材の振り回しが一人で行える場合→パネルソー