自動一面かんな盤は木材の厚みを決める機械です。呼び寸法はかんな胴の長さで表し、性能は加工できる材料の最大厚さ、送り速度で示されます。一般に送り速度は毎分5~20mぐらいが普通ですが、歯車装置、変速スイッチなどにより2~3段に変速するものや、無段変速プーリーやインバーターで変速するタイプがあります。またマイコン装置を組み込んで加工寸法を自動的に設定するもの、テーブルの自動昇降装置が組み込まれたものがあります。
加工幅・・・300mm(100V)、400mm、450mm、500mm、600mm
加工厚・・・180mm、210mm、240mm、270mm、300mm、400mm
送り…無段変速装置付き(可変プーリー、インバータによる) 2段変速(変速スイッチ、歯車装置)
厚み決め・・・デジタル装置(エンコーダー)、マイコン式自動位置決め装置、スケール目視による
テーブル・・・定盤固定式と定盤移動式があります。
定盤固定式・・・定盤テーブルが固定して、刃物、送り装置部が昇降することにより厚さの設定をする。送材方法は材料上側は前後の送りローラー、下側はエンドレスベルトで送るので材料を安定した力で送ることが出来ます。また前後に補助テーブルを固定することもできるため建築材など大きくて長い材料向けの機械です。
刃物…ジョインター3枚刃式、厚刃2枚式、遠心ブロック替え刃式、スパイラル刃式などがあります。
英語名 single surface planer 主な製造メーカー 飯田工業・桑原製作所・丸仲鉄工所・常盤工業・松岡鉄工所・日立工機・宮川工機・美濃工業・庄田鉄工・深見工業・太洋製作所・下平製作所・平安鉄工所・大日精工・鈴三鉄工所 (一部現在廃業しているメーカーもあります)